時刻や通知が確認できる他に、スマートフォンを操作するリモコン機能とスマホ探索機能もある。
スマホの専用アプリ内にあるカメラを起動すると、インフォから操作するリモートシャッター機能が使える。集合写真を撮影するときに活躍するだろう。
スマホ探索機能は、インフォからの操作でスマホをバイブレーションさせたり音を鳴らしたりする“忘れ物をしやすいうっかりさん向け”機能だ。逆にスマホ側からインフォをバイブレーションさせることもできる。
インフォはスマホ連携機能が目立つが、赤と黒の2色ボールペンでもある。レフィル(替え芯)は一般に販売されているものが使える。重さは約40グラムで、太さは一般的な4色ボールペンと大体同じくらい。見た目はシックで、ビジネスシーンになじむ。
記者が実際にしばらく使ってみて気になったのは、重心の高さだ。ボールペンの重心は低い位置にあると安定して字を書けると思うのだが、インフォの重心はかなり高く、個人的には不安定な印象を受けた。人によって筆記用具の好みは千差万別なので、バリエーションがあると“こだわる人”にも受けるのではないだろうか。
今回紹介したインフォは、スマホと連携する“スマートボールペン”として、非常にニッチな層を狙ったユニークな商品だ。
キングジムも「ニッチ戦略から製品を開発し、これからも独創的で役に立つ面白い商品を開発していきたい」とコメントしており、多くの人が求める商品ではないかもしれないが、スマホや時計を見られない場面において時刻やスマホの通知を確認したいというニーズを持ったユーザーには興味を引く商品となりそうだ。
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