SEからデータサイエンティストに転身 「考え方が全く違う」NEC社員が味わった苦労(2/2 ページ)
「誰を育てるか」の目利きも大事
NECは社内での人材育成ノウハウを生かし、「NECアカデミー for AI」という研修プログラムを外部向けに提供している。社内外で人材育成に取り組む中で、AIやデータ分析業務に適正がある人の特徴も見えてきたという。
エンジニアからコーディネータになった山本紫乃さん(リテール・サービス業システム本部)は、「AIプロジェクトは計画通りに進めることが難しいため、お客さまが求めるものを正しく判断し、自ら考え動ける人が向いています。AIが出力した結果を無条件で受け入れないことも大事です」と説明する。
コーディネータはAIプロジェクトを推進する役割を持つため、対象業務に関するドメイン知識が欠かせない。「いまはAIの知識がないプロマネでも1年くらいでAIの情報をキャッチアップして業務に生かせると思います」と山本さん。同じくエンジニアからコンサルタントになった澤田直樹さん(AI・アナリティクス事業部)は、「AIプロジェクトの企画ができるようになりたいなら、1つの案件を真面目に取り組めばいいと思います。3~6カ月で一通りの工程を学べるはずです」と続けた。
いずれの登壇者も、手探りでAIプロジェクトをこなしながら経験を積んできたと語る。講演のモデレーターを務めたNECの孝忠大輔さん(AI・アナリティクス事業部 AI人材育成センター長兼NECアカデミー for AI学長兼シニアデータアナリスト)は「現時点でAIの知識がない人でも活躍できるようになります。(会社側は)人を育てるコストもかかるので、誰を育成するかの目利きも重要になってくるんです」と語った。
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