米Googleは6月中に英国とフランスでRCS(Rich Communication Service)サポートの「Chat」サービスの提供を開始する。Android向けメッセージングアプリ「メッセージ」の新機能。米The Vergeが6月17日(現地時間)、Google「メッセージ」担当責任者、サナズ・アハリ氏へのインタビューに基づいてそう報じた。
アハリ氏は、今後提供地域を拡大していくと語ったが、具体的なスケジュールは明らかにしなかった。
RCSは、SMSやMMSなどの現在のメッセージングサービスに代わる次世代コミュニケーションサービス。SMS同様に電話番号でメッセージを送受信でき、グループチャットや音声メッセージングなども可能だ。
GoogleはRCSの普及に努めており、Android端末にプリインストールされているメッセージングアプリ「メッセージ」はRCSをサポートする。Googleは昨年4月、メッセージの1機能であるChatを2019年半ばには一部地域でローリングアウトしたいとしていた。
GoogleのChatは、「+メッセージ」などと異なり、「Universal Profile」に対応する端末やキャリア横断でメッセージが送受信できる。
Chatでのメッセージングはエンドツーエンドで暗号化されていないが、アハリ氏はユーザーのプライバシーを守るための解決策を模索中だと語った。
Googleはメッセージはサーバに保存しないが、画像や添付ファイルはユーザーがそれらをダウンロードするために保存するとしている。
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