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宇宙から名前入り紙ヒコーキを飛ばす 民間ロケット「MOMO4号」で実現へ

» 2019年06月18日 11時28分 公開
[松尾公也ITmedia]

 宇宙から舞い降りる紙ヒコーキ。そこに自分の名前を入れられる。

photo 自分の名前が印刷された紙ヒコーキが宇宙から舞い降りる

 2019年5月4日に宇宙空間に到達した初の国産民間ロケット「MOMO3号」を打ち上げたインターステラテクノロジズによる次の宇宙ロケット「MOMO4号」のクラウドファンディングがCAMPFIREで始まっている。MOMO4号は今夏、打ち上げ予定。

 MOMO4号では自分の名前などが印刷された紙ヒコーキ3機が上空100キロ以上の宇宙空間から射出される。宇宙空間から紙ヒコーキを飛ばすプロジェクトは日本折り紙ヒコーキ協会の戸田拓夫会長が考案。シミュレーションによれば、紙ヒコーキは大気圏再突入で燃え尽きることなく、地上に到達できるという。もともとISS(国際宇宙ステーション)で使われる予定だったが、実施されるのは今回が初めて。

 支援金額は、報告書(PDF)、宇宙からの名前、限定映像公開が含まれた5000円から。ステッカー、Tシャツ、ロケットバウム(燃焼実験に使われたエンジン部品の一部)などのコースもある。All-in方式で、期日である7月10日までに2700万円の目標金額に到達しなくてもプロジェクトは実施される。執筆時点での支援総額は198万2000円。

photo MOMO4号で飛ばす完成形はISS用に作られたこのモデルとは異なる
photo MOMO4号飛行シーケンス
photo 紙飛行機の射出機構も備える
photo このバウムクーヘンは食べられない

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