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KDDIとUQがファーウェイ製スマホを発売、ソフトバンクも追従 ドコモは?

» 2019年08月05日 20時32分 公開
[谷井将人ITmedia]

 米政府による中国Huaweiへの禁輸措置による影響を受け、日本の大手通信キャリアがHuawei製スマートフォン「P30」シリーズの発売を延期していた問題で、KDDIは8月5日、発売日未定だった「P30 lite Premium」を8日に発売すると発表。UQ mobileも同日に「P30 lite」を発売する。これを受け、ソフトバンクも発売に追従する見通し。一方、NTTドコモは現在も発売を検討中だ。

 KDDIは「メーカーから今後もセキュリティパッチが提供されることや、Google製アプリがPlayストアを通じて提供されることが確認できたことから、安全性を担保できると判断した」として、Huawei製スマートフォンを発売するという。

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 ソフトバンクも「Y!Mobile」ブランドから「P30 lite」を発売する予定だったが、5月に延期を発表していた。しかし、8月5日に同社が開いた決算会見では「OSのアップデートができなくなると顧客に迷惑が掛かるため発売を延期していた。(その状況が緩和されたので)P30の販売は再開する方向で考えている」との方針を明らかにした。

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 ドコモは今夏に発売予定だった「HUAWEI P30 Pro HW-02L」の予約受け付けを5月に停止していた。同社はITmedia NEWSの取材に対し、「米商務省産業安全保障局(BIS)が中国Huaweiと関連会社を部品輸出規制リストに追加した件について影響を確認中」と、現在も発売時期は未定であるとした。

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