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「20代で年収1000万円」を狙えるIT企業はどこ?

» 2019年08月28日 16時00分 公開
[ITmedia]

 企業情報サイト「Openwork」を運営するオープンワーク(旧社名:ヴォーカーズ)は8月28日、同サイトに寄せられた口コミに基づいた「20代で年収1000万円を狙える企業」の一覧を発表した。IT企業では、Google日本法人、シスコシステムズ、ディー・エヌ・エー、アクセンチュアが該当した。

Google・シスコの若手は年収1000万円

 Googleやシスコなどの大手外資系企業は、新卒の待遇も充実しているが、中途採用で優秀な人材を獲得する目的で、平均的な日系企業よりも大幅な高待遇を用意する例が多いという。

photo Googleやシスコなどの大手外資系企業は、20代で年収1000万円を狙えるという

 Googleで働く若手からは「29歳の営業職で、年収は1000万円を超えている。ベースの給与とストック(自社株)に加え、チームと個人のパフォーマンスに応じたボーナスが得られる。恵まれすぎている福利厚生を考えると、待遇は非常に良い」との口コミが寄せられた。

 シスコで働く若手からは「新卒4年目の営業職で、年収は1000万円。営業は毎月インセンティブが入るが、夏と冬のボーナスはない」との声があった。

DeNAの優秀なエンジニアは新卒1年目で年収1000万円

 ディー・エヌ・エーはエンジニアの新卒採用に「AIスペシャリストコース」を設けており、優秀なAI人材に600〜1000万円の年収を支給している(通常のエンジニアの年収は約500万円)。

 同社のソーシャルゲーム事業本部で働く若手からは「24歳の新卒1年目で、年収は1000万円。ただ残業はものすごく多く、給与には45時間分の『みなし残業代』が含まれている。この時間を超えた分の残業代は全て出る。賞与は1カ月分」との口コミが届いていた。

photo ディー・エヌ・エーは優秀な新卒に年収1000万円を支給している

アクセンチュアは給与が大幅改善

 ITコンサルのアクセンチュアだけでなく、経営コンサルのボストン・コンサルティング・グループなど、コンサル業界にも若手に高待遇を用意する企業が多かった。

 アクセンチュアで働く若手からは「29歳のコンサルタント職で、年収は1000万円。近年、給与の面で大幅な改善がみられつつある」との意見が挙がった。

キーエンスや5大商社なども若手に高待遇

 IT業界以外では、高年収企業として知られるキーエンスや5大商社(三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅、伊藤忠商事)をはじめ、ゴールドマン・サックス証券、電通、小学館、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどが、20代で年収1000万円を狙えるとしている。

 調査では、ユーザーがOpenworkに投稿した「会社評価レポート」のうち、年収・給与に関する情報を参照・抜粋した。

photo 5大商社の20代社員も年収1000万円を狙える

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