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帰ってきたキヤノンの高級コンパクト「Powershot G5 X Mark II」荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/5 ページ)

» 2019年09月10日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
ややこってり目でメリハリのある写りがキヤノンぽさ。ハイエンド機ならではのよい写り(24mm相当 1/1000秒 F5.6 ISO125)
望遠の方が描写がしっかりしてる感じ(120mm相当 1/1600秒 F5.6 ISO125)

 撮影最短距離は広角端でレンズ前5センチ、望遠端で20センチ。望遠端で20センチまで寄れるのは使いやすい。

 1型センサーとはいえ、F2.8で望遠マクロともなれば背景もけっこうボケるし。

瓢箪(ひょうたん)アート(といっていいのか?)がぶら下がっているお宅を見つけたので、家の人に許可をもらって撮らせてもらった。F2.8でぐっと寄れる。望遠時の描写力がけっこう高い(107mm相当 1/1000秒 F2.8 ISO125)
スイカのみずみずしさを表現すべく+1の補正で逆光で撮影。ISO3200まで上がったので背景がちょっとざらついてるけど美味しそうに写ってくれた(114mm相当 1/250秒 F2.8 +1 ISO3200)

 人は瞳AFはないけどこのクラスなら普通の顔検出でもあまり問題ないかと思う。

望遠でポートレート。背景のボケ方も柔らかい(107mm相当 1/800秒 F2.8 ISO125)

 シャッタースピードは1/2000秒まででそれで足りないときはNDフィルターをってのは従来通りなんだけど、今回はさらに「電子シャッター」が使えるようになった。

 メカシャッターと電子シャッターは手動で切り替えるしかないのは残念なんだけど、電子シャッターにすれば1/25600秒まで上げられる。

 ローリングシャッター歪みはちょっとあるけど、完全にサイレントで撮りたいときや超高速シャッターを使いたいときに良い。

電子シャッターに切り替えて無理に1/25600秒まで上げて噴水を止めてみた。電子シャッター時は連写が使えないなど制限はあるけれども、これが撮れるようになったので表現の幅が広がる(28mm相当 1/25600秒 F2.2 +2/3 ISO3200)

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