米Amazon.comが10月24日(現地時間)に発表した第3四半期(7〜9月)決算は、売上高は前年同期比24%増の699億8100万ドル、純利益は26%減の21億3400万ドル(1株当たり4ドル23セント)だった。アナリスト予測は売上高は688億ドル、純利益は1株当たり5ドル62セントだった。
同四半期にはプライムデーが開催された。また、プライム会員向けの無料翌日配送が購入数の増加につながり、ひいては売上高に貢献したが、このサービスのための多額の投資が純利益にも影響した。
クラウドサービスのAWSは売上高が35%増の89億9500万ドル、営業利益は9%増の22億6100万ドルと、成長はしているものの鈍化した。
広告を含む「その他」の売り上げは45%増の35億8600万ドルと好調だった。
ジェフ・ベゾスCEOは発表文で「プライムユーザーは翌々日配送から翌日配送への移行を喜んでいる。今年に入って既に数十億件のアイテムを翌日配送で受注した。このために大きな投資をしている」と語った。また、翌日配送の商品はユーザーから最も近いフルフィルメントセンターから出荷するため、炭素排出量の削減にもつながっていると主張した。
ホリデーシーズンを迎える第4四半期(10〜12月)の見通しは、売上高を前年同期比11〜20%増の800億〜865億ドル、営業利益を12億〜29億ドルとした。昨年の第4四半期の営業利益は37億8600万ドルだったので、かなり抑えた予測だ。
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