“フォント好き”なら絶対楽しめる台湾の旅（後編）：【最終回】デジタルネイティブのためのフォントとデザイン（2/9 ページ）

[菊池美範，ITmedia]

台中駅から新白鳥駅に台鉄で移動すると、移動中の車窓からは台湾高速鉄道とは違ってさまざまな鉄道車両のデザインやラッピングデザインを見ることができる。新白鳥駅駅のホームではこのようなかわいいイラストレーションの近郊列車が停車していた。台鉄の台中駅では新旧の自強号（特急列車）を見られるので、レトロなフォント好きの鉄道ファンは在来線の探索が面白く感じるのではなかろうか

新白鳥駅から台湾高速鉄道の台中まで続く連絡通路には駅長さんをキャラクター化したフィギュアとともに、台湾国内の鉄道網を示した地図が壁面に掲示されていた。この写真にある「幸福駅」「成功駅」は実際に駅が存在し、日本の旧国鉄時代に人気を博した［愛国ー幸福］駅の切符を求めていた世代には懐かしさを強く感じる

台湾鉄道故事館と名付けられた、鉄道関連のグッズやおもちゃを扱うショップ。子どもたちも喜ぶかわいいキャラクターグッズは、北京語が日本語に置き換わっても違和感がないほどだ

このような鉄道グッズのショーウインドーも、日本の鉄道グッズを扱うショップを眺めているような気分になり、とても楽しい。イラストマップやビンテージ物のグッズを購入する観光客の方々が一定数いるのだろう

こちらも台鉄の台中駅で見かけたラッピングデザインの近郊列車。日本のようにアニメーションキャラクターのものは今回見かけなかったが、イラストレーションやタイポグラフィの扱いとカラーリングのセンスが光るものが多かった。彩度も派手すぎず、華やかさもある

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