ベテラン漫画家が「買って良かったもの」を格付け、納得の1位は……：サダタローの「お仕事サボったろー」（5/5 ページ）

[漫画：サダタロー,文：担当M，ITmedia]

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　まずは惜しくも選外だったゲーミングチェアから。腰痛持ちのサダタローさんが購入したのは、ドイツ生まれのブランド「noblechairs」のEPIC（ブラック）。価格は5万円強。実際に店頭で座り比べながら、最終的には「昔からドイツに変な憧れがあるから」（主にキャプテン翼）という理由で購入を決めました。高級レーシングシートのようなデザインで、張りのあるポリウレタン樹脂性レザーを使っているのが特徴です。

　しかし、作業中は前傾姿勢になるのであまり背もたれが役に立っていない様子。そんなこともあり、今回は残念ながら選外となりました。

　第3位は、シャープのネックスピーカー「AN-SS1」です。深夜にテレビを見ながら作業することが多いサダタローさんは、音漏れで近所に迷惑が掛からないか心配していました。しかし、耳が痛くなるイヤフォンや、首が痛くなるヘッドフォンは嫌だといいます。そこで、首に掛けて使えるネックスピーカーを買いに行くことになりました。

　音質はそこまでこだわらないけれど、長時間連続使用できて、なるべく軽くて安いものが良い――そんなニーズを満たすのが、88グラムと軽量なAN-SS1でした。価格は約1万1000円。キッチンやトイレなどに移動してもテレビの音を聴けるのが地味にうれしいそうです。

　第2位は、イラスト・漫画制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」（クリップスタジオペイント。以下クリスタ）です。もともと漫画制作ソフト「ComicStudio」を使っていたサダタローさんですが、機能が豊富なクリスタに移行しようと試みます。慣れないインタフェースに苦戦していたサダタローさんですが、今では無事に使いこなせているようです。

　そして栄えある第1位は、クリスタ公式の片手用デバイス「TABMATE」です。本来ならキーボードやマウスの操作が必要な、イラストの回転や拡大・縮小、取り消し、スポイトツールの利用といった操作をボタン1つでスムーズに行えるもので、サダタローさんも「漫画家生活19年目にして初めてのショートカットに今や完全依存状態！」と大絶賛。クリスタがアップデートされても登録したコマンド操作は変わらないので、画面レイアウトが変わって混乱したときにも重宝するのだとか。

　2020年も便利なツールやガジェットなどを紹介していきます。

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