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ひらがなだけの「えきのなまえマップ」、マピオンテックラボで公開 幼児教育を視野に新入社員が提案

» 2020年01月31日 18時39分 公開
[片岡義明ITmedia]

 ONE COMPATH(旧マピオン)は1月31日、ベクトル地図を活用したサービス開発の一環として、駅名を中心に表記がひらがなになった地図「えきのなまえマップ」を公開した。新技術の検証などを行う場として2016年にオープンしたサイト「マピオンテックラボ」で提供する。

「えきのなまえマップ」

 えきのなまえマップは、ひらがなを覚えた幼児が自然と地図を読み解く力を養えるように、「マピオン」をベースに全ての文字がひらがなで表示されるようにしたもの。電車が好きな幼児が多いことを意識し、駅の名前を中心に自治体の名称などもひらがなで表示される。漢字との切り替え機能もあり、漢字の学習にも役立つという。19年度の新入社員がOTJ研修で発表したアイデアを実現した。

「えきのなまえマップ」の技術概要

 また、同社は地図検索サービス「マピオン」のスマートフォンアプリで、ベクトル地図に対応したことを公表した。ベクトル地図とは、サーバーから画像として配信される従来のラスター地図に対し、サーバーから地図を構成するポイント(点)やライン(線)、ポリゴン(面)の座標と属性データを送り出し、ブラウザやスマートフォンアプリなどの上で描画する地図。データ量を大幅に削減できるためスクロール速度などが向上する他、斜めに見下ろした形で表現する「鳥瞰」表示など多彩な表現が可能になる。

この記事について

この記事は、地図と位置情報のニュースを中心とした情報サイト「GeoNews」から転載したものです。URLはこちら

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