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アクションカムと360度カメラに変形合体 「Insta360 ONE R」は万能か、器用貧乏か荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/4 ページ)

» 2020年02月11日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
3つのパーツが合体した「Insta360 ONE R」

 みんな大好き合体メカカメラの登場である。無駄に楽しいよね、合体メカ。それは認める。

 今回の合体メカカメラはInsta360から登場した「Insta360 ONE R」。

 Insta360といえば360度カメラなんだが、Insta360 Oneのような新機軸のアクションカムも出している。

 そして今回のInsta360 ONE Rは「1台でアクションカムも360度カメラも全部まかなえる」という合体メカなのだ。Insta360ならではの世界観が貫かれてInsta360らしい映像をその時々に応じたカメラで作れるという製品だ。

Insta360 One Rの3つのパーツとは

 Insta360 ONE Rは3つのパーツから構成されている。

 バッテリーとボディとカメラユニットだ。今回お借りしたのは「ツイン エディション」。カメラが2つ付いてくるセットなので、写真にもカメラユニットだけ2つある。カメラユニットはカメラとレンズのセット。だからこれを交換するとイメージセンサーも変わる。

手前の薄いのがバッテリー。奥が左からボディ、広角カメラ、360度カメラ

 カメラとボディとバッテリーを装着するとこう。本体には前後のカメラを持つ360度カメラを装着。横にあるのは単焦点のワイドカメラだ。充電はボディのUSB-C端子を使って行う。

 カメラユニットとボディの接続部はよく考えられてる。ボディ側にカメラとのコネクターが2つあり、360度カメラは内部にカメラを2つ積んでるので両方とも使う。

 通常のカメラは片方だけを使う。

 賢いのは、カメラを外向きにも内向きにも付けられること。ボディ側のコネクターが2つあるおかげだ。

広角カメラを外向きに付けたところ。普段はこう

 後ろ向きの装着はもちろん自撮り用。

レンズを後ろ向きに付けられるのはアイデアだ

 残念なのは、カメラの交換がやや面倒なこと。カメラの脱着自体はただハメるだけなので一瞬なのだが、交換のたびにバッテリーを外さなければならない。そのおかげで、通電したままの脱着を防げるというメリットもあるのだけど、一度3つにバラしてから1つに組み直すのはちょっと面倒くさい。

 ボディについてる正方形のモニターはタッチパネル搭載。スイッチは電源とシャッターのみで、あとはタッチパネルで操作する仕様だ。

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