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アクションカムと360度カメラに変形合体 「Insta360 ONE R」は万能か、器用貧乏か荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/4 ページ)

» 2020年02月11日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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自転車にも付けてみた

 せっかくなので自転車に取り付けてみた。

手元に自転車にGoProを装着する用のキットがあったので、Insta360 ONE Rを取り付けて走ってみた

 動画の設定は1080/60Pで。4K動画も撮れる。そして軽く走ってみて、途中から2xの高速再生にしてみたのがこちらだ。

高速再生かけてるから暴走してるように見えますが実際にはゆっくり走っております

 すごい。全然揺れてない。滑らか。

 あ、高速再生かけてるから暴走してるように見えますが実際にはゆっくり走っております。念のため。

これでしか撮れない動画を楽しむために

 いやあ、使ってみると面白い。

 合体メカ的な面に注目されるけど、カメラと専用アプリで一つのシステムになってるのがよくできていて、アクションカムとしても360度カメラとしても撮影と編集をノンストップでできるのが良いのだ。

撮影して吸い上げて編集してシェアまでのワークフローがちゃんとできてる。編集作業にはちょっとクセがあるけど

 こういう合体メカって面白いけど、なかなかヒットしづらいという印象があるのだが、それを打破してくれるといいなあ、と思う次第。

 特に手ブレ補正は優れているので動き回りたい人に最適。

 360度動画を撮って、後から普通のフルHD動画に編集できる機能は相変わらず優秀だし、360度映像から自動的に被写体を見つけてHD動画にしてくれるオートフレーミング機能も便利だ。

 今回はツインエディションだったけど、もう一つの「1インチエディション」にも興味がある。レンズは大きいけど、ライカブランドだし、レンズもより広角だし、1型センサーなので画質も期待できる。今のは動画にはいいけど静止画用としてはもうちょっと画質を上げたい感があるから。

 個人的には1インチカメラと360度カメラで使い分けたいと思う。

 あとはバッテリーの持ち(これはオプションの大容量バッテリーにしたいところ)と、撮ったものはスマートフォンに吸い上げて編集してってのが基本的なフローになるので、スマートフォンのストレージに余裕がないと大変ってことくらいか。特に360度動画を撮る人は。

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