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» 2019年01月19日 07時00分 公開

荻窪圭のデジカメレビュープラス:面白い動画を簡単に 「insta360 ONE X」は遊ぶための全天球カメラ! (1/5)

insta360 ONE Xは前後に円周魚眼レンズを搭載したカメラを持つ全天球カメラ(あるいは360度カメラ)である。だから面白い静止画、動画の両方が撮れる。いろいろ試してみた。

[荻窪圭,ITmedia]
insta360 ONE X。価格は5万2300円(税込)

 シータあやうし! って全天球カメラが登場したのである。

 ワンショットで上下前後左右360度すべてを1枚に納める全天球カメラ……は数あれど、民生向けの製品としては圧倒的に有名なのがリコーの「THETA」(シータ)。

 その最新モデルは「THETA V」。

 この上の業務用となると途端にデカく高価になるし、これより下のランクとなるとクオリティー的にイロモノレベルのものが多かったわけで、「insta360」も初代モデルは「iPhoneのLightning端子に直接装着し、iPhoneを逆さにして使う」というユニークさがウケたものの、クオリティー的にはTHETAに遠く及ばなかったのである。

 だがしかし、2017年発売の「insta360 ONE」で他の全天球カメラにはない魅力を搭載し、面白い存在になったのである。

 全天球写真より全天球動画、さらにその一部を自由に切り取ってフルHDの動画を作るという動画を楽しむ新しいカメラという概念を全面に押し出してきたのだ。

 そして2018年、そのinsta360 ONEがinsta360らしい遊び心を盛り込みつつ、ぐっとレベルアップしてきたのである。

 それが「insta360 ONE X」だ。

 これを見た友人に「え、それ新型THETAかと思った」といわしめたほどデザインがTHETAっぽくなったが、まあ普通に考えて「このサイズで全天球カメラを追求すると、THETAに近づいていく」ということだ。それだけあのデザインは秀逸なのですな。

左がinsta360 ONE X、中央で横向いてるのがinsta360 ONE、右がRICOH THETA V

 かなり分厚かったinsta360 ONEに対し、insta360 ONE Xは厚みもTHETAにすごく近い。

 これを見てわたしは思った。「これは期待できるかも!」

 薄ければ薄いほど、2つの魚眼レンズが近ければ近いほどステッチ(つなぎ目)のクオリティーが上がるからだ。

Wi-Fi接続でリモート撮影が基本

 insta360 ONE Xは前後に円周魚眼レンズを搭載したカメラを持つ全天球カメラ(あるいは360度カメラ)である。

 前後それぞれのカメラが半球分ずつ撮り、カメラ内で両者を合成して1枚の全天球画像を作る。

 画像サイズは静止画で6080×3040ピクセル(作成した全天球画像のサイズ)。THETA Vが5376×2688ピクセルなのでそれよりほんのちょっとでかい。

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