スマートフォンにデータを落とし、動画を開く。デフォルトだと縦長の9:16なので、左下をタップして「パースペクティブ」ビューにする。まあこれは通常の16:9でも(これだと魚眼風に周辺が歪む)、1:1の正方形でもいい。
そして右下の「フリーキャプチャ」をタップし、メインの被写体(この場合は社殿)を中心において「SmartTrack」をタップするのだ。それだけ。
そうすると自動的にそれが中心に来るように調整した動画にしてくれる。
あとは前後をトリミングして短くしただけ。
そしてできたのがこの動画。
クレーンを使った風映像もめちゃ簡単に作れるというわけだ。
こんな動画も作れる。
モデルさんに「今から棒につけたInsta360 ONE Xを動かすから、目でそれを追いかけて」と注文して上下左右に動かしただけ。カメラとカメラのつなぎめ部分でちょっと不自然な動きするけど、空中から撮りました感(しかもドローンいらずでドローンより簡単)が楽しい。
逆にカメラを固定して被写体を追うこともできる。
ミニ三脚にinsta360 One Xをセットし、猫を呼んでみた……けど、insta360 ONE Xを怖がって足早に去っていってしまったの図。
他にもリトルプラネット(TinyPlanet)動画や2画面のマルチビュー動画も作れる。
自撮り棒につけて地面ギリギリで歩いたのをリトルプラネットにすると、小さな球面の地面がくるくる回ってるようで面白い。
1つの全天球動画からいろんな動画を作って楽しめるのがいい。
他にも、insta360 ONEで話題になったバレットタイム動画や、別売りの「Drifter」(今回は入手できなかったので試せなかった)を使って「Insta360 ONE Xを投げちゃう」Drift Shotなど非日常的な動画を楽しめる機能もある。
全天球動画をそのままVR動画として楽しんでもいいし、そこから新たな映像を作り出して遊ぶのもいい。
そうだな、THETA Vが真面目な全天球カメラだとしたら、insta360 ONE Xは遊ぶための全天球カメラ。
見た目は似てきたけど、性格が全然違うのが面白い。
全天球動画好きも、新しい映像デバイスとして楽しみたい人にもぜひ自撮り棒とともに遊んでみてほしい。
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