「最先端のAIを開発するすべての組織は、Teslaを含め、規制されるべきだ」──。米Teslaのイーロン・マスクCEOは2月18日(現地時間)、17日に公開されたOpenAIに関する米MIT Technologyの記事を受け、こうツイートした。
OpenAIは、マスク氏が米Y Combinatorのサム・アルトマン社長(当時)などと2015年に立ち上げた非営利のAI研究企業。営利目標にしばられずに全人類の利益になるデジタル知能の開発を推進していくことを目標としていた。マスク氏は「Teslaと競合するため」2018年にOpenAIの取締役会からは外れたが、現在も関わっている。
カレン・ハオ氏は半年間の取材に基づいて公開した記事で、OpenAIが当初の透明性を次第に失っており、昨年Microsoftから10億ドルの出資を受けてから営利プロジェクトが開始されたり、それについて箝口令がひかれたりしている現状を紹介した。
マスク氏はこの記事についてのハオ氏のツイートへのコメントとして「私に言わせれば、OpenAIはもっとオープンであるべきだ」とツイートし、続けて上記のツイートを追加した。
AI技術の規制については、米AlphabetおよびGoogleのスンダー・ピチャイCEOも、その必要性を主張している。
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