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「Pixel」シリーズのfeature drops第2弾は「Motion Sense」での曲停止など多数

» 2020年03月03日 07時49分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは3月2日(現地時間)、オリジナルスマートフォン「Pixel」シリーズに提供していく予定の新機能「feature drops」の第2弾を発表した。Android 10の最新版(3月5日付でロールアウト中)のPixelシリーズで利用できる。

 Pixelのモデルや地域によって使えないものもあるが、主なものを紹介していく。記事末に、どの端末に対応する機能かの一覧表も掲載した。

「Motion Sense」で音楽の一時停止/再開が可能に

 日本でも2月初旬から利用可能になったPixel 4のジェスチャー機能「Motion Sense」が、音楽再生中の一時停止と再開にも対応した。これまで音楽再生では、Soliレーダー前で手を左右に振ることで次の曲・前の曲に曲送りができるだけだった。一時停止と再開は、Soliレーダーに向かって「エアタップ」(空中でSoliレーダーに向かってタップする操作をする。ディスプレイには触れない)する。[設定]→[システム]→「Motion Sense」で「音楽の一時停止」を有効にする。

 airtap Motion Senseで音楽再生の一時停止

「ダークテーマ」を日の出日の入りで自動切り替え

 「夜間モード」(画面が黄みがかって見えるように輝度を変える機能)は既に日の出日の入りで自動切り替えできるが、「ダークテーマ」(画面を白黒反転したように表示する機能)も日の出日の入りで自動的に切り替えられるようになった。ダークテーマはバッテリー消費を抑えられるため、常に有効にしている人も多そうだが。[設定]→[ディスプレイ]→「ダークテーマ」をタップすると「スケジュール」を選べる。

Wi-Fiスポット名や場所で音の設定を自動変更する「ルール」

 職場など、決まった場所では端末の音量をオフにする「ルール」を設定できるようになった。[設定]→[システム]→[詳細設定]に追加された「ルール」でWi-Fiネットワーク名かGoogleマップでの位置情報を指定して4つの設定から1つを選ぶ。

 rule 音量設定の「ルール」の作成

前面カメラでもぼかしやFacebookでの3D写真の撮影が可能に

 Pixelシリーズの前面(セルフィー)カメラはシングルだが、AIによるぼかしやカラーポップ加工ができるようになった。これを有効にしておくと処理時間が増え、オーションフォトはオフになる。利用するにはカメラアプリで画面上部の矢印を下にスワイプし、[設定]→[詳細設定]→「ソーシャルメディアの奥行機能」を選択する。

搭乗券のスクリーンショットで「Google Pay」に追加

 オンラインで購入した搭乗券のQRコードあるいはバーコードのスクリーンショットを撮影し、保存することでGoogle Payに追加できるようになる。搭乗券が含まれるメールやアプリ、Webサイトを開き、QRコードやバーコードが画面の中央になるようにしてスクリーンショットを撮影(電源ボタンの長押しでボタンが表示される)、「Google Payに追加」をタップし、[保存]→[搭乗券を表示]でGoogle Payで搭乗券が表示される。

Emoji 12.1の絵文字の追加

 Emoji 12.1が追加された。主に肌の色や性別などのダイバーシティに配慮した人の絵文字の選択肢が広がる。

 emoji Emoji 12.1の絵文字例

その他

 動画チャットアプリ「Google Duo」でARエフェクトが使えるようになった。顔の動きに合わせてアニメーションが動く。使うには、通話中に縦の[…]→[エフェクト]を選ぶ。

 日本ではまだ使えないが、クレジットカードや搭乗券、緊急連絡先など、ウォレットに登録してある情報を電源ボタンの長押しでホーム画面に表示できるようになる。カルーセル状になっているので、必要なものをタップすれば起動する。

 これも日本ではまだ使えないが、「Safety」アプリが交通事故などの衝撃を検知し、必要と判断すれば救急サービスに位置情報やユーザー情報を通報する。

 pixel モデル別利用可能機能一覧
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