では次に、日本語での入力に応えてくれるようにしましょう。まずは先ほどと同様に、以下のコマンドを入力します。
$ cd /home/pi/ $ sudo bash startsample.sh
メッセージが流れて止まったら「c」を入力してEnterキーを押します。すると「Setting Option」というオプション選択画面が表示されるので、「1」を入力してEnterキーを押しましょう。続いて「Language Options」では14が「Ja-JP」となっているので、「14」と入力しましょう。これで日本語で答えてくれるようになります。
ここからは日本語でOKです。「Alexa 東京の天気」、「Alexa NHKニュース」などと話しかけると、Alexaが日本語で答えてくれるのがわかります。ただし、天気を訪ねたとき何か違うなと思いませんでしたか? そうです。アメリカ仕様なので、セ氏ではなくカ氏で答えるのです。また、コンソールに流れている時間も、日本時間ではありません。そこでこれらをすべて日本語仕様にしましょう。
まず、アメリカの「Amazon.com」にアクセスします。ログインしたら設定ページが表示されます。このページ左カラムにある「設定」をクリックして、「デバイス」の所にある設定名をクリックします。「デバイスのタイムゾーン」で「アジア」「日本標準時」を選ぶと、時間が修正されるほか、温度の単位もセ氏に、距離の単位もメートルに設定されます。
いったん「Ctrl+c」でサンプルプログラムを終了させ、サンプルプログラムを再起動させましょう。では「Alexa 東京の天気は?」と尋ねてみましょう。セ氏で気温を答えてくれるようになりましたか?
今回製作したAVS SDKはアメリカ仕様なので、日本のAmazonで利用している「Amazon Music」の楽曲を再生したりはできませんが、ニュースを聞いたり、天気を確かめるといった簡単なことは指示が可能です。AVS SDKは、ラズパイさえあればあとはマイクとスピーカーを用意するだけで構築できるので、試してみてはいかがでしょうか。
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