米Squareと米TwitterのCEOを務めるジャック・ドーシー氏は4月7日(現地時間)、新型コロナウイルスの世界的なパンデミック対策のために、保有している10億ドル(約1100億円)相当のSquareの持株を寄付するとツイートで発表した。自身の純資産の約28%に当たるという。
寄付先は自身の慈善基金Start Small Foundation。寄付した金の使用目的は透明性を保つとドーシー氏は説明した。この基金はビル・ゲイツ氏やマーク・ザッカーバーグ氏などが運営する慈善団体と異なり、会社組織として登録されているので、それが可能だ。
Start Small Foundationに寄付した金で、世界の女性の健康と教育、UBI(最低所得保障)を重点的に支援するという。これらは「世界が直面している問題に対する最善の長期的解決策を示している」とツイートした。
ドーシー氏はこれまでも匿名で寄付をしてきたが、今回寄付することを公表したのは、自分の行動を見た人が同じように行動を起こしてくれることを期待してのことだともツイートした。「人生は短いのだから、人々を助けるために今日できるあらゆることをしよう」。
同氏はまた、Twitterの持株ではなくSquareの持株を寄付するのは、Squareの持株の方が多いから、と説明した。Twitterでは3月、“物言う株主”がドーシー氏更迭を求めたと報じられた。
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