Web会議サービス「Zoom」を運営する米Zoom Video Communicationsは4月22日(現地時間)、セキュリティに関連する複数の改善を発表した。ほとんどが今週中にリリースする「Zoom 5.0」アップデートで有効になる。
最も大きな改善は、認証付き暗号のAES-GCM(256-ビット)のサポートだろう。これにより、会議のデータの保護と改ざんに対する耐性を強化できるとしている。ミーティングに参加するすべてのアカウントでGCMが可能になる必要がある。システム全体で有効になるのは5月30日の見込み。
その他、以下の新機能(中には既に有効になっているものもある)が追加される。
エリック・ユアンCEOは2日、新型コロナウイルス感染症対策でZoomのユーザーが急増する中で浮上した様々な問題について謝罪し、向こう90日間(つまり6月30日まで)は新機能を追加せずに問題修正に専念すると語った。
今回のアップデートはその一環で「これはまだ始まりに過ぎない」とユアン氏。「最も安全なプラットフォームの提供に集中することでお客様に幸福をお届けし、皆様の信頼を獲得していく」としている。
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