米Googleは5月7日(現地時間)、モバイルアプリ「Google Lens」の複数の新機能を発表した。日本語版でも既に使えるようになっている。
Google Lensは2017年公開の、AI採用による画像情報検索機能。AndroidおよびiOSアプリが公開されている他、Pixelシリーズの「カメラ」アプリにも搭載されている。
手書き文字をコピーする機能は既にあるが、これをさらに、同じGoogleアカウントでログインしているChromeブラウザを起動中のPCに転送できるようになった(カメラアプリ内のLensではできない)。
Lensアプリを起動してコピーしたい手書きテキストを写し、文字ボタン(左から2番目のボタン)をタップしてコピーしたい範囲を指定すると、「パソコンにコピー」ボタンが表示されるので、これをタップすると、同じWi-Fiネットワークにあるログイン済みのPCが候補として表示されるので、これをタップする。
すると、PC側で「<コピー元の端末名>からテキストが共有されました」とプッシュ通知が表示される。テキストエディタなどにペーストする。
あまり汚い字だと認識されないが、電話メモなどを手書きにしてしまったものを後でPCに取り込む場合などに便利そうだ。
なお、この機能は(当然だが)手書きでないテキストも、縦書きのテキストもサポートする。
読めない単語をGoogle Lensアプリで選択し、新たに追加された「聴く」ボタンをタップすると音声で再生するようになった。100カ国語以上に対応する。
この機能はまずはAndroidアプリでのみ利用可能で、間もなくiOSアプリでも利用可能になる見込みだ。
新聞やWebページなどで意味が分からない単語をGoogle Lensで選択すると、その単語を説明するWeb上の情報が表示される。縦書きの新聞でも利用できた。
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