米Googleは5月30日(現地時間)、6月3日に予定していた次期モバイルOS「Android 11」の一般向けβ1リリースと、それを祝うバーチャルローンチイベントを延期すると発表した。
「Android 11の詳細について皆さんに知らせるのを楽しみにしているが、今は祝うべき時ではない。6月3日のイベントとβ版リリースは延期する。Android 11についての新情報はすぐにお知らせする予定だ」とある。
祝うべき時ではないというのは、25日に黒人男性ジョージ・フロイド氏(46)が白人警官に殺害されたことに対する抗議デモが全米に拡大していることを指しているとみられる。Googleが本拠を置くカリフォルニア州でも抗議する人々と警察の衝突が発生し、けが人が出ている。
Googleは例年、次期Androidの新機能などを年次開発者会議「Google I/O」で発表しているが、今年のGoogle I/Oは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で中止した。6月3日のイベントでは、その代わりにAndroid 11とその開発環境である「Android Studio 4.0」の新機能を解説することになっていた。
本稿執筆現在、リリーススケジュールは変更されておらず、正式版は第3四半期(7〜9月)にリリースすることになっている。
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