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» 2020年06月30日 07時15分 公開

荻窪圭のデジカメレビュープラス:ややこしい作業はAI任せの「Luminar 4」が面白い ハデハデ空写真から実用的なフォトレタッチまで (3/3)

[荻窪圭,ITmedia]
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ポートレートでもAIは使える

 最後はポートレート。人によってはこれが一番使える機能かも。人物写真の程よい補正って結構難しいからね。

 というわけで、以前デジカメレビュー用に撮った写真を引っ張り出してきた。Luminar4はポートレート専用の機能を持ってるのでそれを開く。

人物写真を開いたら「ポートレートパネル」

 ポートレートには4つの機能があるが、注目は「AIスキン・エンハンサー」と「AIポートレート・エンハンサー」の2つ。順番にかけてみたい。

 AIスキン・エンハンサーは文字通りAIを使って肌を不自然にならないよう程よく滑らかにしてくれるもの。

 「光沢を除去」はなかなか便利。光が反射してテカってしまった箇所を直してくれる。

AIスキン・エンハンサーで肌をなめらかにし、テカリを除去。肌は自動的にAIが判断してくれるのでこちらが特にすることはない

 さらにAIポートレート・エンハンサーであれこれ調整。

 「フェイスライト」で顔を明るくし、「アイエンハンサー」で目元をくっきりさせ、「ダークサークルの除去」で目の隈を軽減させ、唇をちょっと赤くして鮮やかに。「スリムフェイス」はついでに。

 目も大きくしようと思ったけど、もともと目がぱっちりしてる写真なのでそれは割愛。

AIポートレート・エンハンサーで細かく修正。やり過ぎないのが大事

 あとは全体を見て色や明るさを調整すれば完了だ。

少々処理が重いのでそれなりのマシンで

 AIネタを中心に遊んでみたが、もちろんもっと細かい調整機能を持ってるので、AI系でざっくりイメージを固めたり整えたりしてあとは微調整をかますっていう使い方になるわけだが、フォトレタッチに慣れてないとその辺の勘所がなかなか分からないかも。

 で、Luminar 4はいくつものプリセットを用意してる。

ポートレート用プリセットからartistic portraitをかけてみた
プリセットはジャンル別に用意されている他、オリジナルプリセットを登録することもできる

 自分で作った各処理のセットをオリジナルのプリセットとして保存することもできるので、同じ処理をいろんな写真に対してかけるのも簡単だ。

 Luminar 4は派手な空いじりが目立つけど、使ってみると実に汎用的で賢いツール。日常的な写真の仕上げやポートレートにもいい。RAWデータの方がより修正の余地が広くておすすめだが、JPEG画像でも問題ない。

 PhotoshopやLightroom Classicからプラグインとして呼び出すこともできるのでそれらのユーザーも日常的に使うことができる。

Lightroom Classicからプラグインとして呼び出せるのも便利

 ただ、簡単な操作の裏で複雑な処理を行っているので、それなりのCPUパワーとメモリは必要だ。でもそのくらいはしょうがないかなと思わせてくれる。写真好きなら体験版でいいので使ってみる価値あり。

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