米Googleは8月25日(現地時間)、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Chrome 85」(バージョン85.0.4183.83)をWindows、Mac、Linux向けに公開したと発表した。数日かけてローリングアウトしていく。
このアップデートでタブの読み込み速度が10%速くなったとしている。タスクのチェックオフのシステムを改善することで内部的な性能を向上させ、読み込みの高速化につなげたと説明した。
また、タブのグループ化機能にタブを折りたたむ機能が追加になった。タブのグループ化のユーザーから最も要求の多かった機能という。
タブレットモードではタブをサムネイルのように並べられるようになった。
さらに、PDFの書類にChromeで直接テキストを記入し、保存できるようになる。保存したPDFファイルを開くと、続きを入力できる。
この機能は今後数週間かけてロールアウトする予定。
間もなくリリース予定のAndroid版Chromeについても新機能を予告した。
まず、Android版Chromeでアドレスバーにページタイトルを入力し始めると、そのページが既に開いている場合は開いているページに移動するよう勧める。
また、リンクを他の端末のChromeに送信したり、他のアプリを介してリンクを共有できるように、QRコードを生成してスキャンまたはダウンロードできるようになるという。この機能はデスクトップのChromeでも、アドレスバーに表示される新しいQRアイコンからアクセスできるとしている。
セキュリティ関連では、危険度が上から2番目の「High」2件を含む20件の脆弱性に対処した。
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