米Oracleは9月19日(現地時間)、Oracleが中国ByteDance傘下のTikTokの「信頼できるテクノロジープロバイダー」になる提携案をドナルド・トランプ米大統領が暫定的に承認したと発表した。この承認の下、TikTokはTikTok Globalという新会社を設立し、1年以内に米証券取引所で株式公開する。
TikTok Globalは米国だけでなく、世界中のTikTokユーザーにサービスを提供する(ByteDanceは中国国内ではTikTokと同等のサービスを「抖音」という別アプリとして提供している)。
米国の1億人のTikTokユーザーのデータはOracleのデータセンターに移管される。Oracleはまた、WalmartとともにTikTok Globalの株式の20%を買収する。これで、TikTok Globalの株式の過半は、米国の投資家が保有することになるという。新会社は米国に本社を置く独立した米国企業となり、5人の取締役中4人が米国人になる。
新会社は米国で2万5000人以上の新規雇用を創出し、50億ドル以上の税金を米財務省に支払う見込み。
この発表では、中国の新規制によりTikTokのアルゴリズムは輸出できなくなった件については触れられていない。
TikTokのバネッサ・パパスCEOはTikTokの公式Twitterアカウントで、「米国のテクノロジーパートナーと協力し、米国の皆さんにこれまで通り皆さんのホームを提供し続けられるようにした。(中略)われわれは皆さんと一緒に旅の途上にあり、この旅は始まったばかりだ」と語った。
米商務省は同日、「この前向きな進展を踏まえ、大統領令に基づく取引禁止の開始を当初の予定の9月20日から9月27日午後11時59分まで延期する」と発表した。
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