ITmedia NEWS > 速報 >

「換気」できるエアコンを全ての部屋に ダイキン工業が本腰

» 2020年10月14日 18時43分 公開
[ITmedia]

 ダイキン工業は10月14日、換気機能を搭載したルームエアコンを大幅に拡充すると発表した。換気しながら加湿、暖房する機能を持つフラグシップ「うるさらX」の新製品に加え、換気機能を追加したミドルクラスの「うるさらmini」を11月1日に発売する。2021年3月には換気に特化したスタンダードモデルや天井埋め込みタイプなども市場投入するという。

3月に発売するスタンダードモデル「Vシリーズ」。Vは換気(ventilation)を意味する

 ダイキンの換気機能は、室外機から取り込んだ外気を搬送ホースで室内機に運び、室内の空気と一緒に熱交換機で温度調節をしてから放出する仕組み。独自の無給水加湿機能と合わせ、換気しながら加湿と暖房が行えるのがメリットだ。

 新製品では、付属のリモコンやスマートフォンアプリ「Daikin Smart APP」に「換気ボタン」を設け、ワンタッチで換気が始められる。19年に発売したAIコントローラー「Beside」と連携し、CO2濃度が一定以上になると自動で吸気換気運転を行う機能も用意する。

 「コロナ禍により生活様式が変化した。季節性インフルエンザ対策で湿度に気をつける人は増えたが、今年は換気に注目する人が増える。ダイキンは寝室や子ども部屋など住まいの全室に換気機能付きエアコンを提供する」としている。

リモコンに「換気」ボタンを搭載
換気機能付きエアコンの仕様と発売時期、価格

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.