GMOクリック証券は10月26日、外部からの不正アクセスを受け、顧客口座から149万円が流出したと発表した。被害に遭った口座は1つ。何者かが不正に取得したIDとパスワードで取引を行い、出金先銀行口座を変更して出金したという。
不正アクセスは9月7日に発生。アクセス元のIPアドレスや操作ログを調査したところ、社内からIDやパスワードが流出した痕跡は見られなかったという。
GMOクリック証券は不正アクセスの発覚後、オンラインでの出金先口座の変更を一時停止。現在は郵送でのみ変更を受け付けている。
今後は再発防止策として、出金先変更や出金の手続きに二段階認証を導入する予定。不正アクセスの監視をさらに強化するとしている。
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