大日本印刷(DNP)は12月2日、AIを活用した「魔法のような虫めがね(仮称)」のデモ機を開発したと発表した。市販の絵本や図鑑に虫めがねをかざすと、写真やイラストを認識して、内容に沿った音声や音楽が流れる仕組み。
虫めがねをかざすと、絵本では場面に合った朗読音声や音楽が流れ、図鑑では写真やイラストに沿って動物の鳴き声や生き物の説明が流れる。虫めがねは全ての判型に対応し、市販の絵本や図鑑などをそのまま利用できるという。
AIの構築にはGoogleのパブリッククラウドサービス「Google Cloud Platform」を活用した。
AIを活用する製品の社内ハッカソンから開発がスタートし、プロジェクトには社員26人が参加した。12月から読み聞かせのイベントなどの実証実験を始め、商用化に向けて本体サイズの最適化や英語、中国語、イタリア語などへの対応を予定する。
サイズは82(幅)×51(高さ)mm、重さは121g。
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