集英社は12月4日、朝日新聞や読売新聞など全国紙5紙の朝刊に漫画「鬼滅の刃」の横断広告を掲載した。4日のコミックス最終巻の発売を祝うもので、3日夕刊にも5紙横断の広告を掲出していた。だが「メルカリ」などのフリマアプリではこれらの転売が相次いでいる。
夕刊では、同作のキャラクターである産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)のせりふを広告として掲載。朝刊では、作者である吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのメッセージに加え、主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)ら15キャラクターの全面広告を、各紙3人ずつ3面にわたって掲載している。
メルカリやオークションサイト「ヤフオク!」では主に朝刊や、朝刊と夕刊のセットが出品されている。通常、各紙の販売価格は1部当たり50〜180円(税込)だが、5紙セットで3000円の出品もあった。
Twitterでは4日朝に「広告掲載の新聞」「新聞広告」などがトレンド入り。「絶対欲しい」などの声があがる一方で「案の定転売されてた」「新聞も転売されるのか」という意見も出ている。集英社は同日午前11時から、朝刊の広告として掲出した画像を特設サイトで全て公開している。
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