米Mozilla Foundationは12月15日(現地時間)、Webブラウザの最新版「Firefox 84」を公開した。米Appleの自社製SoC「M1チップ」を搭載したMacに正式対応した。米Adobeの「Flash Player」をサポートするのはこのバージョンが最後としている。
11月に公開したFirefox 83もM1チップ搭載Macで動作していたが、今回の正式対応で起動速度が2.5倍以上に高速化。Webアプリの応答性能も2倍になったとしている。ただし、Intelプロセッサ搭載Mac向けアプリをM1チップ搭載Macでも使えるようにする「Rosetta」をインストールしていない環境では、一部の暗号化されたコンテンツの表示でエラーが出る可能性がある。
Firefox 84ではこの他、バグフィックスやセキュリティ修正、開発者にバグを1クリックで報告できる機能の追加などを行った。
Firefox 85以降はFlash Playerをサポートせず、Webブラウザのパフォーマンスとセキュリティの改善を行う。2021年1月12日以降は84以前のバージョンもFlashの読み込みには非対応となる。
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