大学1・2年生が「将来働きたい」と思っている勤務先は――与信管理を手掛けるリスクモンスター(東京都中央区)が400人を対象に調査した結果、1位は地方公務員(10.5%)、2位は国家公務員(7.0%)、3位はソニー(6.0%)だった。IT企業では、4位のApple Japan(5.8%)、5位のGoogle日本法人(5.0%)が上位に入った。
任天堂(5.0%)もGoogleと同率で5位。7位は全日本空輸(ANA、4.8%)、8位は楽天(4.3%)、9位はトヨタ自動車(4.0%)、10位はNTTドコモとJR東海(ともに3.8%)と続いた。IT企業では、12位のアマゾンジャパン(3.5%)も人気だった。
ランキングでは上記の他、日本航空(JAL)が3.5%で同率12位、JR西日本が2.8%で20位に入るなど、コロナ禍の影響で業績が悪化している航空・鉄道会社の人気が高かった。
リスクモンスターは「大幅な経営悪化が懸念されている企業が、夢や憧れ、イメージの先行により高人気となっている点は、大学1・2年生の就職に対する現実感の乏しさがうかがえる」と指摘している。
大学1・2年生が現時点で望んでいる働き方は、1位が「プライベートを優先させたい」(23.0%)、2位が「優良企業で安定的に働きたい」(22.8%)、3位が「出世して高収入を得たい」(22.3%)という結果だった。
就職先選びで気になる点は、1位が「給与額」(55.0%)、2位が「勤務地」(43.3%)、3位が「福利厚生」(30.8%)だった。
調査は2020年11月9〜25日に、全国の大学1・2年生を対象にWebとダイレクトメールで実施した。
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