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FCCのパイ委員長の後任代理にネット中立性支持のジェシカ・ローゼンウォーセル氏

» 2021年01月22日 09時19分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 ジョー・バイデン米大統領は1月21日(現地時間)、米連邦通信委員会(FCC)の議長代理に民主党のFCC委員、ジェシカ・ローゼンウォーセル氏(49)を指名した。アジット・パイ委員長が1月20日に退任したため。

 jessica ジェシカ・ローゼンウォーセル氏

 ローゼンウォーセル氏は1999年にFCC入りし、その後2007年に上院通商科学運輸委員会に移った後、バラク・オバマ政権時にFCCの委員に任命された。ドナルド・トランプ政権でも引き続き委員を務めた。

 パイ前委員長が撤廃した「ネット中立性」の支持とブロードバンドの普及運動で知られる。FCCのデータによると、米国世帯の約3分の1はブロードバンドに接続できず、子どもたちの「宿題のギャップ」を引き起こしていると主張している。

 ローゼンウォーセル氏は自身のTwitterアカウントで「米国では誰であれ、どこに住んでいるのであれ、すべての国民がブロードバンドに接続する必要がある。それが国の政策であるべきだ。議会のおかげで、ついにその政策Emergency Broadband Benefitが始まる」とツイートした。


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