平井卓也デジタル改革担当相が2月26日の会見で、ヤフーを傘下に持つZホールディングス(ZHD)とLINEの経営統合に言及。「利用者目線に立ったプラットフォームを目指してほしい」と述べた。
ZホールディングスとLINEは3月1日付で正式に経営統合する予定で、国内最大規模のITプラットフォームが誕生する見通しだ。
報道陣から両社の統合への期待を問われた平井大臣は「国民が支持するような信頼性の高いプラットフォームを目指してほしい」と回答。「(これまで)日本では“メガプラットフォーム”は出てこなかった」とし、「GAFAとは全く違うが、日本流のきめ細かい利用者目線に立ったプラットフォームを目指してほしい」とエールを送った。
両社は2019年11月、経営統合を発表。LINEは上場を廃止した上で、新たな社名が「Aホールディングス」(AHD)になると公表されている。AHDは「戦略的持株会社」として、ZHDの株式を65.3%保有する予定。また、両社の親会社であるソフトバンクとNAVERは、AHDの株式を50%ずつ保有し、AHDはソフトバンクの連結子会社となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR