三井住友海上火災保険は3月22日、VRコンテンツの開発を手掛けるSynamon(東京都品川区)と共同で、自動車保険の損害調査をVR空間で学べる研修システムを開発したと発表した。自動車の3Dモデルを操作することで、リモートで現実に近い研修が実現できるという。
Synamonが開発したVR技術「NEUTRANS」を活用。VR空間に表示した自動車の3Dモデルを使い、損傷箇所の撮影や測量、画像や動画を使った学習、参加者同士での議論などを実施。新入社員などに、保険金の支払金額を決めるために行う損害調査を教える。
新型コロナウイルス感染症の影響で人の移動が制限される一方、Web会議ツールを使ったオンライン研修では損害調査研修の実技的なスキルの習得が難しいという課題があったことから開発。4月からVRでの研修を始め、7月以降は自然災害に起因する損害調査の研修にも活用する予定としている。
看護部長・師長向けVR研修、NTTコムが提供 上司・部下の面談を疑似体験 接し方を学ぶ
“VR松屋”でアルバイトの研修 仮想空間で調理、接客、トラブル対応など学ぶ
塚田農場、アルバイト研修にVR導入 養鶏・食肉加工をリアル体験「生産者に感謝を」
ファミマ、新人研修をVR化 教育時間を1人30時間削減
“VR労災”登場 カッター作業での出血、コンベヤーの巻き込み事故など再現 製造現場の安全啓発Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR