DJI JAPANと日本農薬は4月1日、ドローンを活用した農地の防除ソリューションについて業務提携を発表した。DJIのドローン技術と日本農薬のAIを活用した防除用の診断ツールを組み合わせ、上空から農地に生える雑草の位置や種類を特定し、適切な農薬を提示するサービスを開発する。
DJIの農業用ドローン「P4 Multispectral」と、日本農薬の診断アプリ「レイミーのAI病害虫雑草診断」(iOS/Android、無料)を活用。日本農薬のアプリは、病害や食害、害虫、雑草を撮影するとAIがそれらの種類を特定し、有効な薬剤を表示する機能を持つ。
まずは畑地の雑草の検出を目指すという。DJI製ドローンの航行システムを活用することで高高度から農場を自動センシングし、雑草の発生地点を特定。その後、別のドローンで地面近くまで寄り、雑草を撮影し、日本農薬のAI技術で雑草種の特定や最適な防除薬剤を提案するサービスを想定しているという。
2社は今後、新たな防除提案を検討し、新たな使用事例や検証結果を共有するとしている。
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