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「青色LED生みの親」赤崎勇さん死去 2014年にノーベル物理学賞

» 2021年04月02日 19時09分 公開
[ITmedia]

 青色LEDの発明で2014年にノーベル物理学賞を受賞した名城大学終身教授、特別栄誉教授の赤崎勇さんが、4月1日午前に肺炎のため死去した。92歳だった。同大が2日に発表した。

photo ノーベル賞のメダルを披露する赤崎勇さん(名城大学公式サイトから引用)

 赤崎さんは1929年1月、鹿児島県生まれ。81年に名古屋大学工学部教授に就任し、89年にはそれまで実現は難しいとされていた高輝度の青色LEDの開発に成功した。この功績によって、名古屋大学の天野浩教授、米カリフォルニア大学の中村修二教授と共にノーベル物理学賞を受賞した。

 青色LEDの発明によって光の三原色を作り出すことが実現。LEDのフルカラー化により、現在は照明器具やディスプレイ、バックライトの光源など、さまざまな用途で活用されている。

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