東京・墨田区の「東京スカイツリー」がRGB(赤・緑・青)の「光の3原色」に染まった。12月10日にストックホルムで開催されたノーベル賞の授賞式に合わせた特別ライティング。12月18日まで実施する。
今年のノーベル賞では、日本人3名による青色LEDに関する研究が物理学賞を受賞した。東京スカイツリーを運営する東武タワースカイツリーでは、青色LEDの誕生によって光の3原色がそろい、LED照明器具の多分野での実用化、さらには省エネなどの社会貢献にもつながったことから、オフィシャルパートナーであるパナソニックと共同で3原色のライティングをデザイン・開発。赤・緑・青の3色、そして3色の掛け合わせにより生まれる白が美しく共演するデザインとした。
東京スカイツリーは、建設当時に実用化されて間もなかったLED照明を全面的に採用する“オールLED化”を決定。1995台ものLED照明を使った演出システムを構築した。同社によると、オールLED化によって通常ライティングの「粋」で約43%、「雅」で約38%の節電を実現したという。さらにライティングによるCO2排出についても、東武鉄道が社有林の間伐推進プロジェクトを進めて取得したオフセット・クレジット(J-VER)を活用してカーボン・オフセットを実施することで、排出量を実質ゼロとしている。
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