ITmedia NEWS >
ニュース
» 2021年04月03日 13時00分 公開

“グーグルシリコン“搭載のPixel 6はiPhoneに勝てそう? Samsung + TPUでハイエンド復帰かGoogleさん

Googleの次期オリジナル端末「Pixel 6」(仮)はSnapdragonではなく、Samsungと共同設計の「Whitechapel」(コードネーム)のSoCを搭載するといううわさ。内部文書に「GS101」という名前が記載されていて、GSは「Google Silicone」の略のようです。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 4月は秋の新製品のうわさが増える月。今日も9TO5Googleが「Pixel 6(仮)はオリジナルSoC搭載」という記事を。今回の連載「Googleさん」はこのSoCのお話です。

 googlesan 1

 AppleのiPhoneは4代目の「iPhone 4」の「A4」から“アップルシリコン”と呼ばれるオリジナルSoCを搭載してますが、Googleのオリジナルスマートフォン「Pixel」シリーズのSoCはずっとQualcommのSnapdragonシリーズでした。今秋登場予定のPixel 6(仮)も、てっきりQualcommが昨年12月に発表したハイエンドの「Snapdragon 888」を使うとばかり思っていたのですが。

 GoogleがオリジナルSoCを開発しているといううわさは昨年4月ごろからありました。コードネーム「Whitechapel」の下、Samsungと共同で設計しているという話です。

 余談ですが、Whitechapelというコードネームは地名です。なにも切り裂きジャックで有名なロンドンの地区名にしなくても。ちなみにPixel 6になるであろう次期端末のコードネームは「Raven」、(混乱を招くのでPixel 5a 5Gという名前にはしないでほしい)Pixel 4a 5Gの次期モデルのコードネームは「Oriole」です。Ravenはワタリガラス、Orioleはコウライウグイスという鳥の名前(以前のPixelは主に魚の名前でした)。(エドガー・アラン・ポーの詩「The Raven」にあるように)ワタリガラスも不吉な鳥とされているんですが、Googleの中の人、大丈夫なのか。

 Whitechapelの共同設計と製造を担うというSamsungは、GalaxyシリーズなどのAndroid端末ではオリジナルSoCの「Exynos」シリーズも採用しています。WhitechapelのSoCもExynosに似たようなものになるのかも。XDA Developersによると、Whitechapelは5nmプロセス製造のCortex-A78×2+Cortex-A76×2+Cortex-A55×4の8コアだそうです。それだと一番近いExynosは「1080」で、これはミッドレンジなので、少し残念。でも、「Pixel 5」もプロセッサはハイエンドじゃないけど普通に使っている人にとってはまったく問題ないので、Pixel 6(仮)にもがっかりさせられることはないでしょう。

 xynos 「Exynos 1080」のスペック

 それに、WhitechapelにはGoogleのオリジナル機械学習向けプロセッサ「TPU」とオリジナルセキュリティモジュール「Titan M」も乗っかるといううわさも。それならオリジナルSoCを設計する意義があるというものです。

 TPUがSoCに乗るということは、音声検索や画像認識、リアルタイム翻訳機能などがさらに強化されるということです。AR(拡張現実)関連も良くなりそうな予感。これはわくわくものです。

 9TO5Googleが入手したGoogleの内部文書では、SoCは「GS101」と呼ばれています。「GS」は“グーグルシリコン”の略なのでしょう。Appleの最新のiPhone用SoCは「A14」。GSシリーズも101から数を増やしていくのかな。

 この他の、これまで浮上しているPixel 6(仮)のうわさとしては、前面カメラがPixel 5と同じようなパンチホールだけど左上じゃなくて上中央になって解像度が4Kになるとか、Pixel 4にはあったのにPixel 5では消えた顔認証が戻ってくるとか(TPU!)、です。折りたたみPixelのうわさもありますが、これはまだかなり確度が低い感じです。Pixel 5は9月に発表されましたが、例年どおりだとすると10月に「Made by Google」イベントで発表されるんじゃないかと思います。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.