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画質を追求したミニマムカメラ、シグマ「fp L」 便利で遊べる新機能も荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/6 ページ)

» 2021年05月02日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 価格的にはちょっと高めだが、上に90度チルトするし、EVFのクオリティーは高い。

側面のキャップを外し、USB Type-C端子部分のふたを開く
そしてEVFをセットしてネジで固定。ファインダー部分は90度チルトする

 こうすると、レンズがボディのちょうど中心近くに来てバランスも悪くないし、大きなレンズのときはEVFがあった方が安定するのだ。それに、近眼だったり老眼だったりすると背面モニターはちょっとつらかったりするので、視度補正ができるファインダーはありがたいのだ。

24-70mm F2.8を装着したfp LにEVFを装着したの図。バッグへの収納性はちょっと落ちるがバランスは良い

 EVFは369万ピクセルで結構クオリティーは高く、明るく見やすい。ただ、EVFとLCDの自動切替えはないため、EVF脇のスイッチで切り替えることになる。

fp Lのファインダー。明るくて見やすい

 こうやってあれこれ付けていくと大きくなっていくけれども、fp Lがコンパクトなのは、必要に応じてシステムアップするためのベースとしてのミニマムさであり、超コンパクトなスナップカメラであるというのはその一面でしかないのだ。

ちなみにこんな風に使えば縦位置のまま三脚も付けられる

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