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画質を追求したミニマムカメラ、シグマ「fp L」 便利で遊べる新機能も荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/6 ページ)

» 2021年05月02日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 1つはパウダーブルー。人物で録り比べてみる。レンズは85mm F1.4。大口径ながら全長が短く扱いやすいポートレート向きレンズだ。

 まずはスタンダードで。

85mm F1.8でスタンダードでポートレート(85mm 1/800秒 F1.4 +2/3 ISO160)

 続いてパウダーブルー。レトロ調なんだけど、よくあるレトロ系カラーとはちょっとテイストが異なり、明るくてさらっとした青系の色になる。これは新しい。

COLORボタンを押して「パウダーブルー」をセレクト
パウダーブルーでポートレート。全体にちょっと青っぽいハイキーになってる(85mm 1/1000秒 F1.4 +2/3 ISO160)

 これで花を撮るとさわやか感が3倍くらいになる。

いろんなシーンで試したが、意外に自然の中ってのが合う。新緑が少し青っぽい透明感のある絵になる(24-70mm 70mm 1/320秒 F2.8 ISO100)

 街のスナップもちょっとタイムスリップ感が出て面白いと思う。

パウダーブルーにしてスナップを撮りながら歩いてたら急に新幹線が来たのでシャッターを切ったら年季の入った街って感じになって気に入っている(24-70mm 70mm 1/800秒 F2.8 ISO100)

 なお、AFは像面位相差AFが使えるようになり、高速になった。ただ、超高速というほどではなく、また電子シャッターのみのためローリングシャッター歪みはけっこう大きい。動体を撮るには向かないカメラだ。

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