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画質を追求したミニマムカメラ、シグマ「fp L」 便利で遊べる新機能も荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/6 ページ)

» 2021年05月02日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 電子シャッターのみのため、蛍光灯の下などで速めのシャッタースピードで撮るとフリッカーが出る。そのあたりは注意したい。シャッタースピードは最高で1/8000秒だ。

正面から。fp Lの「L」が黒くて目立たないのがいい。メカシャッターを持たないため、電子シャッターならではの歪みに注意したい

 もう1つ、新しいカラーとして「デュオトーン」も新設された。これは2色のグラデーションで表現するもの(どの色にするかは選べる)。

デュオトーンで何気ないバス停を。昭和の頃によく見た感じになる(24-70mm 35mm 1/1600秒 F2.8 ISO500)

 fpで搭載されて評判になった「オレンジ&ティール」でも1枚。

テーブルフォトも1枚。あえてオレンジ&ティールで蕎麦を撮ってみた(45mm 1/160秒 F2.8 ISO160)

 fp Lは6100万画素と画素数が増えた分、クロップしての撮影にも耐えられる、というわけでクロップ機能も付いた。デフォルトだと画面のピンチイン/アウトで変えられる。

 まずは45mm F2.8で撮ったカット。

中川に警戒船が待機していたのでクロップズームしてみようと思ったのだった(45mm 1/3200秒 F2.8 ISO100)

 これをクロップズームする。

メニューから、あるいはモニタ上でピンチアウトするとクロップズームがはじまる。ここでは2×にセット

 2×にすると画素数は4768×3168ピクセルに落ちるが、2倍の望遠になる。

2×で撮ったカット。2倍あればけっこう寄れるのだ。元のディテール描写がしっかりしているのでクロップしても十分いける(90mm相当 1/4000秒 F2.8 ISO100)

 5xまであげるとフルHDサイズになっちゃう。

クロップズームは最高で5xまで可能だ。2xなら1500万画素相当だ。画面上の9.5Kや6.2Kは長辺のピクセル数を示している

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