米Facebookに2017年にVR/AR担当責任者として入社したヒューゴ・バーラ氏は5月17日(現地時間)、同社を退社し、「私にとって全く未知の世界であるヘルスケアテクノロジー業界に飛び込む」とFacebookで発表した。
同氏はFacebookで「Oculus Go」「Oculus Quest」「Oculus Rift S」の発表を手掛け、2019年からはボズことアンドリュー・ボスワース氏と「スマートグラス」の開発に取り組んでいた。
Facebookは年内にAR機能抜きのスマートグラスの第一弾を立ち上げるとしている。6月の「F8 Refresh」で何らかの発表があるだろう。
バーラ氏は「過去1年、世界がこのパンデミックを乗り越えている中で、多くのことを考えてきた。社会は、健康管理に必要なツールをまだ十分に備えていないと思う。そこで、20年以上テクノロジーに携わった後、(私にとっては)未知の世界に飛び込み、ヘルスケアテクノロジーの分野を探求することにした。消費者向けテクノロジー業界での経験から学んだことを、ヘルスケアの世界で役立てたいと思っている」と語った。
同氏は米Googleでモバイル関連の幹部を歴任した後、2013年に中国Xiaomi入りし、2017年にFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOに引き抜かれた。
ザッカーバーグ氏はバーラ氏の投稿へのコメントで「次世代コンピューティングプラットフォーム構築のためにあなたが成し遂げたことすべてに感謝する。共に働くことで多くを学んだ。あなたの次のチャレンジを楽しみにしている」とねぎらった。
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