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» 2021年06月29日 12時57分 公開

スパコン「富岳」3期連続で世界4冠に

スーパーコンピュータの性能を競う世界ランキング「TOP500」で理研の「富岳」が3期連続で4部門1位を獲得。理研は「富岳の広い分野における世界的な先進性が示された」とコメント。

[荒岡瑛一郎,ITmedia]

 スーパーコンピュータの性能を競う世界ランキング「TOP500」が6月28日(中央ヨーロッパ時間)に発表され、理化学研究所と富士通が開発した「富岳」がTOP500(演算速度)、HPCG(シミュレーション計算)、HPL-AI(AIの学習速度)、Graph500(ビッグデータの処理性能)の4部門で3期連続の世界1位を獲得した。

スーパーコンピュータ「富岳」

 演算速度は442.01PFLOPS(ペタフロップス)で、2位の米IBMが開発した「Summit」(148.6PFLOPS)の約3倍。どちらも2020年11月の測定結果と同値だった。

 他3部門の結果は、シミュレーションの処理性能が16PFLOPS、深層学習などの計算性能が2.004EFLOPS(エクサフロップス)で、それぞれ2位のSummitと約5.5倍差、1.7倍差。ビッグデータ解析性能は10万2955GTEPS(ギガテップス)で、2位の中国の「神威太湖之光」とは約4倍差だった。

 「富岳は性能・省電力とプログラミングのし易さを両立させるよう研究開発した。三度の4冠に輝き、富岳の広い分野における世界的な先進性が示された」(理化学研究所)

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