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Windows 11に見捨てられたPCをChromebook化して幸せに小寺信良のIT大作戦(3/4 ページ)

» 2021年07月06日 09時32分 公開
[小寺信良ITmedia]

 何より起動が早い。電源OFF状態から起動してログイン画面まで10秒ぐらいで、Windows 10の起動とは雲泥の差である。またアプリの起動も早い。このマシン上のWindows 10では、ファイルエクスプローラを起動するだけで20秒ぐらいかかるところ、CloudReadyで「ファイル」の起動は一瞬である。

 アプリなどを入れていくと重くなっていくのがPCの性(さが)だが、CloudReadyの大半のツールはブラウザ上で動くだけなので、余計なものを入れようがない。

photo 使えるツールはブラウザ上で操作するものが多い

 Googleアカウントで使っていくことになるので、GoogleドライブやGoogleフォトはデフォルトで使える。Dropboxなど他社のクラウドサービスは、「ファイル」内に機能追加すれば利用できる。またオンラインのMicrosoft Officeもログインすれば使えるので、OneDrive内のファイルも扱えることになる。

photo Dropbox上のファイルにも機能追加でアクセス可能

 MS Officeが使えれば、ビジネスユースではかなり間口が広がる。日本語変換も「Google 日本語入力」なので、文章を書くには問題ない。実際この原稿も、Google 日本語入力で執筆している。

photo MS Officeもオンライン版が利用できる

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