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原点に立ち返った“オリンパスPEN” 誰もが軽快に写真を楽しめる「E-P7」荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/4 ページ)

» 2021年07月29日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 レンズは12-40mm F2.8のプロレンズを使ったけれども、シャープでフォーカスもきっちり合ってて良い写りだ。

ラベンダーの花を渡り歩いていたミツバチ。AF枠を小さくしてタッチAFでさっと合わせて撮影した。写りもシャープで良い(12-40mm 40mm 1/1250秒 F2.8 ISO200)

 いうなれば最新技術をがっつり搭載した高性能ハイエンド機ではなく、小さくて軽くて誰もが写真を楽しめるコンパクトなカメラというPENの原点に立ち返った製品と思えば納得できると思う。

 でも、思い切りエントリー向けに振ったPLとも違う。何より電子ダイヤルが2つ付いていて使いやすい。

 上から見るとよく分かる。PLシリーズは1つだけだったので使っててもどかしいことが多々あったのだ。

上面から。左肩は内臓フラッシュ。右肩に撮影モード、電源スイッチ電子ダイヤルなどが集中していて使いやすい

 これだけで使い勝手はずいぶん違う。

 この操作部には電源レバーやショートカットキーもあり、まとまってるのがよい。

操作部のアップ。前電子ダイヤルの右にあるショートカットキーの使いこなしがキモだ。電源スイッチがレバー式なのは分かりやすくていい

 背面はシンプル。EVFはなく背面モニタで撮る仕様だ。モニターは上下にチルトするタイプでタッチパネル対応。

背面から。EVFはなし。モニターはタッチパネル式。モニターの右にシンプルにボタンが並ぶ
モニターはチルト式でローアングルにもハイアングルにも対応。バリアングル式と違い、モニターが光軸上にあるのでローアングル時も構図を決めやすく撮りやすい。これはアートフィルターで撮影しているところ

 両方向にチルトするのでハイアングルでも撮りやすい。これは高輪ゲートウェイ駅近くで発掘された明治時代の鉄道用築堤跡。たまたま囲いの上から覗ける場所があったのでモニターを下に開き、腕を伸ばして上から撮ってみた。こういう撮影をさっとできるのはチルト式の良さ。

腕を伸ばして囲いの上から高輪築堤跡を撮ってみた。これができるのもチルト式モニターの良さだ(12-40mm 12mm 1/800秒 F5.0 ISO200)

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