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Google、公式Androidアプリストアでの援助交際アプリ提供禁止のポリシー更新

» 2021年07月30日 09時34分 公開
[ITmedia]

 米Googleは7月28日(現地時間)、公式AndroidアプリストアGoogle Playストアでの今後のポリシー更新について発表した。いわゆる援助交際(英語ではsugar dating)のためのアプリを禁止する条項を9月1日に発効することなどが含まれる。

 「不適切なコンテンツに関するポリシーを更新し、特に報酬を伴う性的なやりとり(援助交際等)を禁止する、性的なコンテンツに関する新しい制限を導入します」となっている。

 sugar 1 今後のポリシー更新一覧(一部)

 現在のポリシーでは、不適切なコンテンツの1つとして「性的なコンテンツと冒とく的な表現」を禁じる条項はあるが、援助交際については明示されていない。

 米国制アプリの中には、概要で「成功したリッチな男性が若くて美しい女の子を探すのは非常に一般的です。魅力的な女の子は成功した男性にとって書籍のようなものです」「○○は、秘密の相互利益を求める若い女性にとって、世界で最も人気のある億万長者との出会い系アプリです」などと援助交際を勧めるような説明をしているものもある。

 sugar 2 シュガーデイティングアプリの例

 Googleはこの他、開発者アカウントが1年非アクティブ状態な場合、開発者アカウントを削除するポリシーも導入する。1年アプリを更新していない、あるいはGoogle Play Consoleに1年ログインしていないアカウントは削除される可能性がある。その他の更新については発表文を参照されたい。

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