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Nest Camがやってきた Google純正のセキュリティカメラ、わが家をどう守ってくれる?Googleさん(3/3 ページ)

» 2021年08月24日 22時03分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]
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 アプリで設定できるのは、通知(動きがあったらプッシュ通知するかしないか、通知するのは外出しているときだけにするかしないか)、自動バッテリーセーバーを有効にするかしないか、録画するかしないか、するなら長さは? 画質は? 暗視機能を使う?、音声は聞けるようにする? 録音もする? などです。

 設定が完了したら、外出先でも通知を受け取れるし、ライブカメラで様子を見ることもできます。

 サブスクサービスの「Nest Aware」に加入しなくても、これだけのことができるので、私には十分です。外で働いていていつもネコがお留守番しているとか、一人暮らしの母親を見守りたいとか、そういう場合は長時間録画できたりするNest Awareへの加入がお勧めですが。

 プッシュ通知の設定では、どんな動きがあったときに通知するかを選べます。バルコニーに車両はこないけど、もしかしたらネコは通り抜けるかもしれないので「人物」と「動物」を有効に。「モーション」は、動きがあったらなんでもお知らせする設定。これをオンにすると結構バッテリーが減るそうです。でも、「モーション」も有効にしてみました。

 そうしたら、洗濯物が風に揺れるのもプッシュ通知してきました。面白かったのは、「人物」だとしてきた通知を見たら風に揺れるTシャツだったこと。誰かバルコニーにいたのかとちょっとびっくりしましたよ。

 push 通知の設定と通知一覧

 暗視機能をオンにしているので、暗くなっても結構見えます。泥棒さんはたいてい、夜に来るのでこれは必要。まあコロナ禍で夜遅くまで外出することもないですが。というかほとんどずっとうちにいるわけですが。

 というわけで、今の私にとっては必携アイテムではありませんが、これが3年前にあったらどんなにありがたかったことか。スマカメも価格の割によくできていましたが、光が足りないとモノクロになってしまうし、配線が必要だし、画角はNest Camより狭いし、動きに反応してプッシュ通知なんてしてくれないし。

 それに、Nest Camにはスピーカーも搭載されているので、ライブカメラ状態ではカメラに向かって語りかけることもできます。母にいきなり話しかけたらびっくりさせてしまったでしょうが、もしあやしい人が訪問してきたりしても、母に代わって遠隔から対応できそうです。

 who 暗視機能で暗闇でも人物を検知(左)、不審な人物に「だれ?」と声をかけることもできます(右)

【後日談】

 Nest Camを設置してから3日目に、「電池残量が少ない」という警告がGoogle Homeアプリに表示されました(下左画像)。少ないといっても、まだあと1週間はもつともあります。でも「すぐに充電してください」となっているので、台座から引き剥がして充電開始。バッテリーが50%になると警告が出るようです(下中央画像)。フル充電まで2時間47分。実際にはもうちょっと早くフル充電されました(下右画像)。

 camcharge 初めての充電

 製品概要は、カメラは1/3インチの2メガピクセルセンサーで、6倍デジタルズームが可能。動画はHDR対応で最大1080p、30フレーム/秒でフォーマットはH.264。対角画角は130度。最大6.1m先まで照射するLED照明がついており、夜間撮影に対応する。スピーカーと3つのマイクで全二重双方向音声の会話が可能。防塵防水規格はIP54(完全には塵埃の侵入を防止できないが動作に問題はなく、水の飛沫による影響を受けないレベル)で、動作温度は−20℃〜40℃。バッテリーは6Ahのリチウムイオン電池。カメラ部分のサイズは8.3×8.3cmで重さは398g。プレートは直径8.2cmで重さは102.4g(マグネットプレート+壁用プレート)。

 お値段は2万3900円。スマカメの屋外モデルはアマゾンで3万3127円なので、Nest Camはお買い得だと思います。

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