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10万円以下で作れる表情豊かなヒューマノイド「Eva」 ラズパイで動くオープンソースロボットInnovative Tech(3/3 ページ)

» 2021年08月26日 09時30分 公開
[山下裕毅ITmedia]
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 首は、6つのアクチュエーターで1つの平面を支えつつ、平面の位置と傾きを制御するロボットシステム「スチュワートプラットフォーム」を活用する。中心には大きなバネを3本組み込み、頭を支え首を安定させる。ミニスピーカーを中央に搭載し、テキスト読み上げソフトウェアから音声を出力する。

photo ネックメカニズム
photo 首の動き。左から右へ、ニュートラル、下向きに傾ける、右に曲げる、左に曲げる

 組み立てたヒューマノイドは、搭載したRaspberry Pi上でPythonプログラムを実行し制御できる。scikit-learnなど既存の機械学習ライブラリが利用可能だ。

photo Raspberry Piが取り付けられた様子

 Evaは、レーザーカッターやデスクトップ3Dプリンタ(プロトタイプはUltimaker2 + Extendedを使用)を利用し、約900ドルで製造できる。

 Evaは、カメラで撮影した人の顔から、その表情をリアルタイムに反映する機能を搭載している。既存のビデオやその場にいる人の顔の動きを読み取り、似た動きを行える。その様子は以下の動画で確認できる。

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