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見栄えのするビデオ会議の背景は100円ショップで作れる小寺信良のIT大作戦(2/5 ページ)

» 2021年09月28日 10時03分 公開
[小寺信良ITmedia]

 よくある例として、デスクライトを照明代わりに使うという手がある。これは顔を明るくするという点では多少効果があるが、ライトの形がメガネに反射しているし、光が固く、顔のテカリが激しい。

photo LEDのデスクライトで照明を足すも……
photo デスクライトで照明した例

 デスクライトや、一時期流行ったLEDのリングライトは、一時的に顔を明るくする効果はあるが、光源としては小さいので、点のテカリが発生する。この方法は本人がまぶしいだけで、効果としては限定的である。

 ここで発想を変えていただきたいポイントがある。照明を新たに足すのではなく、今ある光をうまく使い回すという考え方である。

 この画像では、外光とシーリングライトのみで光を回した例だ。全体的に自然に顔が明るくなり、光量がアップした感がある。

photo 光が良く回っているが……

 やってることはシンプルである。ダイソーで白のフェルトを2枚買ってきて張り合わせたものを、デスクに敷いただけだ。

photo 白いフェルトを敷いただけ

 フェルトは、手芸コーナーに置いてあるが、小さい店舗だとそもそも手芸コーナーがなかったりもするので、最初から大きめの店舗に足を運んだ方がいいだろう。これをL字型にふんわり置いただけだが、外光とシーリングライトが柔らかく反射するため、全体の光量が上がった感がある。

 またフェルトはずらしたり角度を変えたりしても音がしないので、会議にはうってつけの素材だ。畳んでも大してシワにもならずクセもつきにくい。

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