最後に仕上げとして、もう一工夫してみよう。ダイソーには「アルミシート」というのが売られている。片面がピカピカ光る、レジャーシート的なヤツである。
これを天井からぶら下げるだけで、巨大なレフ板になる。レフ板とは屋外ロケなどで太陽光を反射させて被写体に当てるためのボードだが、大きなパネルになると6000円ぐらいする。それと同じことを100円でやろうというわけである。
この効果は絶大で、外光やシーリングライト光をうまく反射できれば、かなり明るく撮影することができる。
貼れる場所の制限もあるだろうから、光の反射角度をうまく考えて設置してほしい。天井に画鋲で止めただけだが、アルミシートはすぐ裂けてしまうので、ガムテープでミミを付けて、そこを留めるといいだろう。
最初の状態からすれば、かなりちゃんとした照明と背景で撮影しているように見えるはずだ。一番高いのが化粧板ぐらいで、家にあるものを利用しつつダイソー辺りでそろえれば、全部で1000円もかからない。全部仮設なので、撤収も簡単だ。
長く続くリモートワーク生活だが、今後ワクチン接種が進んだとしても元の生活に戻らない可能性が高い。大手企業はすでにオフィスを削減し、出社しようにも全員分の席はないという状態になっているようだ。
そうなると次第にリモート会議もマンネリ化してくるだろうが、いつまでもバーチャル背景でごまかせるものでもないだろう。商談や初めての打ち合わせでは、印象がいいに越したことはない。特に自宅からのビデオ会議では、会社の看板を背負っている感も薄い。そんな中、ちゃんとスタジオからお送りしてますよ感が出たほうが、いろいろと得をする。
ビデオ会議も当たり前になったからこそ、そろそろレベルを上げていきたいところである。ぜひ皆さんの工夫も、共有していただきたいところだ。
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